子どもが感覚過敏で学校を嫌がってしまうとき、どうすればいい?
学校が苦手と感じる子どもの中には、感覚過敏がある子どもも多くいます。教室でのザワザワした音、騒いでいる子の声、シーンとした教室でのちょっとした物音など…。学校にいるときに不安を感じてしまうと、余計に感覚過敏が強くなってしまう子どももいます。
今回は、そんな感覚過敏がある子どもに、先生がしてくれたうれしい対応事例です。
うれしかった不登校対応事例→朝の会が終わってから来ればいいんだよと肯定してくれた
朝の会の一斉「おはようございます!」がうるさくて嫌だと行き渋りの理由の一つにあがっていた。
子どもが嫌だと言うことを肯定的に受け止めてくれた。
1年で行き渋りが始まったころ、ただただ、行きたくないな、となって、だんだん遅刻が多くなって、どんどん登校時間が遅くなっていました。
いくつか要因はあったのですが、感覚過敏の我が子には教室の環境やお友達関係に非常に辛いものがあったようで、「朝の会の、皆で言う<おはようございます!>がうるさくて嫌」と言い、それが学校に行きたくないの一つの原因であること、を担任の先生にお伝えしました。
その時の担任の先生の一言が衝撃的で『それがいやだったのか!なんだ、そうか。声がうるさかったんだね。朝の会なんて大事じゃないから、いいよ、朝の会終わってから来ればいいんだよ!』と。
他にも兄弟に不登校児がおりますが、<学校に来る方向>にお話しされる先生が殆どな中、このような対応を、スッと、してくださる先生は初めてで驚きました。
これ以前、子どもは日に日に登校時間が遅くなっていたのですが、先生のこの言葉で、1時間目から行けるようになった時期もありました。何より、担任の先生への安心感が増していました。進級した現在も担任は変わりましたが子供はその先生が大好きです。
そして「朝の会なんて大事じゃないから来なくて大丈夫!」は今でも神対応として心に残っています。
子どもの特性をそのまま受け止めてくれ、受け入れやすい提案をしてくれるなんて、素敵な先生ですね!
そのほかにも、うれしかった不登校対応事例がいっぱい!
我孫子市内には200名を超える不登校児童・生徒がいます。欠席が年間30日未満でも毎日元気に登校することができない子どもたちもいます。そういったお子さん を持つ保護者が、学校の先生にしてもらって嬉しかった事例を集め、冊子にしました。
寄り添うような言葉かけだけでなく、ICT 活用事例もあります。ぜひ先生方が不登校児童・生徒の対応で困ったときに、この冊子を手にとり、参考にしていただければと思います。すべて我孫子市内の事例です。いま隣に座っている先生の対応かもしれません。
我孫子市親子のありがとう集~うれしかった不登校対応事例~のPDFがダウンロードできます!